解読文

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解説

今回の教材は、嘉永6年(1853)の勝見覚左衛門から堀川才吉への借金証文です。

「金一両を月一割の利息で借りました。五月節句前に、元利とも必ず返済します」というものです。堀川家は、旗本溝口家の代官を勤める家です。旗本溝口家は、新発田藩主溝口氏の分家で、池端村(現新発田市)に陣屋を置いた旗本です。旗本のため江戸に住んでいましたので、支配地は代官堀川氏が支配しました。

【E9916-340、旗本池ノ端溝口家代官堀川家文書】